2016年5月18日水曜日

RAID6 のディスク交換

家のサーバーのディスクの1つにバッドセクタが出てきました。SMARTで調べたら、もう5.7年も稼働しているディスクのようで、そろそろ交換していいころですね。よく頑張ってくれました。そのディスクは2.0TBのやつなのですが、確かあの頃はすごくディスクが安くて確か6000円とかで買えたような気がします。手元にある3.0TBのやつが確か半年前ぐらいに買ったのですが8000円ぐらいしてたように思うので、5年ほど経った割にほとんど価格が変わってないなぁと思ったりもします。

さて早速交換しましょう。バッドセクタがあるとは言え、現状動いているのでまずアレイから抜く作業をします。Disk Utility 等でどのディスクが交換対象なのかは押さえておきます。私の場合 /dev/sdd でした。シリアルナンバー等も控えておきます。(同じサイズのものが複数あるので)

まずは取り外しのコマンドから
# mdadm --manage /dev/md126 --fail /dev/sdd1
すると
# mdadm --detail /dev/md126
(略)
    Number   Major   Minor   RaidDevice State
       0       8        3        0      active sync   /dev/sda3
       2       8       81        1      active sync   /dev/sdf1
       3       8       19        2      active sync   /dev/sdb3
       4       8       33        3      active sync   /dev/sdc1
       6       8       65        4      active sync   /dev/sde1
      10       0        0       10      removed

       5       8       49        -      faulty   /dev/sdd1
のように faulty としてマークされ、アレイから除去されます。そしたらシャットダウンして、物理的にディスクを交換します。

交換したら起動して、新しいディスクにパーティションを作成します。今回はOSが入っているディスクと同じサイズのディスクなので、OS部分のパーティションを切った関係で sdd1 だったものが sde3 になりました。その領域を追加します。
# mdadm --manage /dev/md126 --add /dev/sde3
mdadm: added /dev/sde3
大丈夫そうですね。もう一度上の detail で調べると
# mdadm --detail /dev/md126
(略)
    Number   Major   Minor   RaidDevice State
       0       8        3        0      active sync   /dev/sda3
       2       8       81        1      active sync   /dev/sdf1
       3       8       19        2      active sync   /dev/sdb3
       4       8       33        3      active sync   /dev/sdc1
       6       8       49        4      active sync   /dev/sdd1
       7       8       67        5      spare rebuilding   /dev/sde3
 
となり、リビルドが開始します。なんて簡単なんだ・・・。とはいえ、作業は簡単ですが2TB領域のリビルドなんで時間だけは盛大にかかります。とりあえずリビルドが終わるまではあまり負荷をかけないようにします。まあ現状でもRAID5の正常状態と同じなので安心感はありますが。