2013年9月30日月曜日

Heroku を試す(7)~ Play! Framework 2.2 を IntelliJ IDEA で動かしてみる

実は前の記事はだいぶ前に書いていて公開し忘れていたものでした。このたびもう一度使ってみようと思ったので、新しいエントリを書く前にとりあえず公開したものです。で、もう一度やろうとしたらいろいろバージョンも変わっていたので変化部分を。

まず前回はあきらめた git のバージョンですが、ちゃんとバージョンをあげておきました。

$ git --version
git version 1.7.11.3

これなら文句は言われまいw IntelliJ IDEA を起動しましたが、確かに何も警告は出ませんでした。勝った!(←何に?w)これで IDEA のほうも最新バージョンで進めます。

Play! Framework のほうですが、最新は 2.2.0 になっていました。なにやら嫌な予感が・・・。Play! Framework 自体は好きなんですが、バージョンアップ時の挙動が結構変わるのが難儀するんですよね。まあいいか、早速プロジェクトを作ってみます。


orz
こんな予想的中してもうれしくないw まだIDEAのプラグインが対応してないのかな。ここは気を取り直して、Play側から作って IDEA 対応を試みます。

$ play new sample-app
$ cd sample-app
$ play
[sample-app] $ idea

これを IDEA から開くと、無事開けました。

前回なぜはまらなかったのか不明ですが、デフォルトでは起動すると 9000 番ポートにつなぎに行きます。しかし他のアプリケーションで使っていると当然失敗します。直接コマンドラインから指定するときは

$ play run --http.port=9001

のようにすればいいのですが、IDEA からの起動だと play に直接コマンド渡せるわけではないので。結論としては Run/Debug Configurations のところで、Play 2 の起動構成を出し、 JVM Options に -Dhttp.port=9001 のように足せばポートが指定できます。

これで起動、デバッグ、あとは heroku へのデプロイ等は問題なくできました。しかし初回の push は長い・・・。いろんなライブラリの解決してるからっぽいですけど。あとはデータベースへの接続やバージョン管理(GAEで version.application.appspot.com で試せるやつのような)のやり方を学ばねば。

2013年9月29日日曜日

Heroku を試す(6)~ Play! Framework 2.0 を動かしてみる

さてなんとなく感じがつかめてきたところで今度は Play! Framework を使ってみようと思います。せっかくなのでちゃんと対応している(はずの)IntelliJ IDEA を使ってみましょう。Eclipse でやると結局のところ Java 以外のところはテキストエディタとして使うことが多くていまいち便利になった感がないので。

早速起動してプロジェクトを作成・・・ってあれ?前はここに Play! って出てた気がしたんですが・・・。恐らく完全な気のせいで、プラグインを入れなければいけないようです。それじゃ Eclipse と同じとかは思わないことにしますさくっと入れますw すると、おお、確かにでてきましたね!

実は最初何度やってもバージョンを変えてもうまくいかなくて相当悩んだんですが、ここに問題があがっていてこれかと思って普通にコマンドラインから play new してもエラーになったんです。なんだろうと思ったら Play! Framework 自体を /opt (つまり書き込み不可な場所)に入れていたのが原因だそうで。どうせ読み書き可能にしなきゃいけないのならユーザーのディレクトリに入れて指定したところうまくいきました。この思想がいいかどうかは別として。

さてこれを Heroku に上げてみましょう。Heroku のほうPlay! Framework のほうと両方に異なる文書がありますが、スクロールバーが短い(w) Play! のほうにしたがってみます。

まずは Store your application in git の部分。git コマンドをたたけばいいわけですが、IDEA から行きましょう。VCS > Import into Version Control > Create Git Repository で・・・

orz

厳しいっすw

git は rpm 経由で入れていて上げるのはまあまあ面倒なので、12.0.1 を再度引っ張り出してきて構成しました。するとコマンド自体は動いていたのか、既に git の管理下になっているようです。

では heroku の設定を。
$ heroku create sdk0815-sample2
Creating sdk0815-sample2... done, region is us
http://sdk0815-sample2.herokuapp.com/ | git@heroku.com:sdk0815-sample2.git
Git remote heroku added
これでリモートがセットされたはず。 しかし
$ git push heroku master
Warning: Permanently added the RSA host key for IP address '50.19.85.154' to the list of known hosts.
error: src refspec master does not match any.
error: failed to push some refs to 'git@heroku.com:sdk0815-sample2.git'
うーむ。これは何のエラーだろう。いろいろ調べたらどうやら何も push するものがないときに出るエラーみたいですね。 git commit したら確かにコミットされたので commit まではされてなかったんですね。
#IDEA からやるべきだったんですがついコマンド打っちゃいました。プロジェクトを右クリックで Git > Commit Directory... で全部 commit できます。

さて今度は push したらずっと待たされました。いけー。どりゃー。おおおお!

やったー!・・・ってあれ、こんな殺風景なはずは・・・w

どうもフレームワーク動いてないですね、これ。前に作ったときにあった Procfile にあたるものが必要なのかも。と思ったらちゃんと書いてありました。 これを作って再度挑戦です。また待たされました。いつ終わるのかな~。終わった!

変化なしw

よく考えてみると、この "Your new application is ready." という文字列って、ソースコードの中では
@(message: String)

@main("Welcome to Play 2.1") {
    
    @play20.welcome(message, style = "Java")
    
}

となっていて、文字列はコントローラである Application.java から送られてきています。ということはフレームワークは動いているということかな? @play20 というカスタムタグ(?)が動いていないようだと。

まあちょっと玉虫色な感じもしますが、とりあえず動かせるところまではもってこれました。実際に何か作るかは意欲と時間とネタ次第です。